北海道で採れる「山わさび」は本わさびよりも白っぽく、すりおろして料理に使います。
本わさびよりも辛みがピリッとしていて、いろいろな料理に合わせやすく、知ってしまったらクセになるおいしさです。
北海道では山から採ってくる人もいて、札幌在住の私は毎年知人からいただきます。
一度に食べきれないことが多いので、おいしく食べられる保存方法を調べてみました。
この記事が、山わさびを保存して楽しみたい方の参考になれば幸いです。
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山わさびについて
山わさびは、別名「西洋わさび」「ホースラディッシュ」とも呼ばれています。北海道では自生していますし、簡単に土に根付くので、庭で栽培している方もいます。
普段スーパーで見かけることは少ないと思いますが、市販されているチューブわさびの原料に使われているので、気づかないうちに口にしていそうですね。
山わさびも本わさびもすりおろして料理に使いますが、味の違いについて説明します。
本わさびは「わさび」という味がしますよね?(当たり前ですが)
それに比べて、山わさびは「わさび味」が少なく、ピリッとした「辛み」のみが口に広がるような感じです。
わさびの味が少なく、素材や料理の味を邪魔することがないので、和食だけでなく洋食にも合います。お店で食べるローストビーフに添えられているイメージですよね。
ツンとした辛みのおいしさを知ってしまったら、クセになるという方が多いです。
山わさびの保存方法
山わさびを手に入れた直後は、少し濡れたペーパータオルで包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しています。
山わさびは一度にたくさん食べるものではないので、おいしさを長持ちできる保存方法があったらいいですよね。
私の知っているものをまとめてみますので、よかったら参考にしてみてください。
水を入れた容器に保存
山わさびの保存方法として知人から聞いたのが、水を入れた容器に入れ冷蔵庫に入れておくと、半年くらい食べられるというものです。
山わさびをタッパやジップロックなどの容器に合うサイズに切り、水を入れた容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
わさび田など水辺に生えている本わさびと違い、山わさびは普通に土に生えているのですが、きれいな水の中でもOKです。
保存している間はこまめに水は取り替えましょう。できれば毎日取り換えてください。
早速私もやってみましたが、毎日水を取り換えるのも大変だったので、結局1カ月くらいで食べきってしまいました。
食べる都度すりおろすのですが、1カ月の間、もらったときのような味わいで食べることができましたよ。
次回は半年にチャレンジしてみようと思います!
塊のまま冷凍保存
次に試したのが、皮がついた塊のまま冷凍保存して、食べる都度、皮ごとすりおろすというものです。
山わさびをきれいに洗った後、一本ずつラップに包んで冷凍します。
以前に生の「しょうが」を食べきれず、塊のまま冷凍して、食べる都度すりおろして食べたことがあったのですが、同じ感覚だなと思いました。
ただ、冷凍にすると、生の状態よりもおろしずらいと思います。
我が家のおろし器はあまりよくおろせないので、切れ味のよいおろし器をお持ちの方は、試してみてはいかがでしょうか。
すりおろして保存
山わさびは、すりおろすことで辛みが出て、すりおろしてから時間が経つと辛みが飛んで風味が落ちます。
基本的には食べる都度すりおろすのがおすすめで、山わさびの風味をより一層感じられると思います。
といっても、こまめにすりおろすのが面倒なこともありますよね。その場合は、すりおろしてから「醤油漬け」または「冷凍」すると、手軽に食べることができます。
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おすすめの食べ方は?
薬味として、いろいろな料理に使えると思います。本わさびやしょうがと置き換えてみると、イメージしやすそうですね。
刺身
刺身と山わさびは相性がいいのですが、中でも山わさびとイカの刺身は抜群です!
イカはあっさりめでありながら甘みを感じる味なので、すっきりした辛みの強い山わさびが、イカのおいしさを引き立ててくれます。
先日、知床で海鮮丼を食べた時に、山わさびがついていました。
本わさびは「わさび味」がするので、辛みを効かせようとしたら、同時にわさび味も強くなってしまいます。
それに比べて、山わさびは「わさび味」はほとんどしなくて、「辛み」のみが強めに感じられます。
山わさびのおかげで、刺身の味もしっかり感じられて、新鮮な刺身がさらにおいしかったです!
実は、今まで手元に山わさびがあったとしても、イカ刺し以外は本わさびで食べていたのですが、これからは山わさびで食べようと思います。
ごはんと一緒に食べる
山わさびをごはんと一緒に食べるのも、シンプルでとてもおいしい食べ方です。
熱々の白米にすりおろした山わさびを載せて醤油をたらすと、ご飯が何杯でも食べられちゃいます!!
また、北海道ではラーメン屋さんなどで「山わさびの海苔巻」がサイドメニューで置いていたりします。
道東の人気店、弟子屈ラーメン本店で食べましたが、山わさびは存在感があるので、ラーメンと一緒に食べてもおいしかったです。
他のラーメン店でも見かけたことがあったので、発見したらぜひ試してみてくださいね。
まとめ
北海道で採れる「山わさび」は、本わさびよりも辛みがピリッとしていて、いろいろな料理に合わせやすく、知ってしまったらクセになるおいしさです。
一度に食べきれないことが多いので、おいしく食べられる保存方法を調べてみました。
山わさびを手に入れた直後は、少し濡れたペーパータオルで包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しています。
長めに保存したい場合は、
●水を入れた容器に保存
水を入れた容器に入れ冷蔵庫に入れておくと、半年くらい食べられるらしい。食べる都度すりおろす。
●塊のまま冷凍保存
山わさびをきれいに洗った後、一本ずつラップに包んで冷凍しする。食べる都度すりおろす。
●すりおろして保存
すりおろしてから醤油漬けまたは冷凍すると手軽に食べられる。
という方法があります。
おすすめの食べ方は、「刺身」と「ご飯と一緒に食べる」です。刺身はイカ刺しが一番のおすすめですが、他の刺身も本当においしいです。
本わさびやしょうがと置き換えると、他の料理にも合いそうなので、試してみてくださいね。
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