泳げない子供が泳げるようになる手段の一つに、個人レッスンを受けるということがあると思います。
実はうちの子は昨年から水泳(グループレッスン)を習っていましたが、なかなか泳げるようになりませんでした。
小学校高学年なので、できれば短期間で泳げるようにさせたいというのもあり、現在は別のスクールの個人レッスンに通い始めています。
現在、3か月間で8回レッスンを受けたところですが、うちの子の様子を書きますので、参考にしていただければ幸いです。
スポンサーリンク
目次
小学校の授業や水泳教室でなぜ泳げない?
小学校では水泳の授業があるので、みんなと一緒なら、いつか泳げるようになりそうですよね。でも実際は、なかなか泳げるようにならないことがあります。
うちの子は娘が小5、息子が小3になっても泳げなかったので、水泳教室(グループレッスン)に通いましたが、そこでもなかなか泳げるようにはなりませんでした。
なぜ泳げるようにならないのかを考えてみたいと思います。
学校のプール学習の場合
小学校の学習指導要領によると、
1.2年生が「水遊び」
3.4年生が「浮く・泳ぐ運動」
5.6年生で「クロール・平泳ぎ」
という目標があります。
1.2年生は、水の中でみんなと楽しくチャプチャプ遊んでいればOK。3年生くらいまでは、泳げなくても水泳の授業で特別困ることはありません。
3.4年は、浮くことが目標なので、そこまでなら、周りを見て何とかできたりします。
できないとしても、その頃は泳げる子と泳げない子にグループ分けして授業がされることが多いですので、自分ができてないことに気づいていないことがあります。(うちの子のように)
5.6年生で「クロール」「平泳ぎ」が授業の中で出てくるので、泳げない子は「私(オレ)泳げない、ヤバっ」となるようです。
そもそも学校のプール学習は、先生が1人か2人に対して子供は大人数なので、泳げない子供に「つきっきり」はできないです。
思い切りがよかったり、要領のいいお子さんはプール学習で泳げるようになるかもしれませんが、うちの子はダメでした。
水泳教室の場合
学校がダメなら、私も夫も教えるほど上手ではない我が家では、水泳教室に行くしかありません。でも、うちの子は水泳教室でも泳げるようになりませんでした。
水泳教室でも泳げるようにならない理由を考えてみました。
水泳教室のグループレッスンは、そのレベルで習うことが決まっています。下の級であれば、全員同じようにヘルパーをつけてビート板を持って泳ぎます。
検定に合格すれば次の級に上がって、少しだけ難しいレベルのことを習い、その繰り返しでステップアップしていきます。
すでに何かのきっかけで泳げるようになりそうでも、そのレベルに合ったことしかできないということです。
つまり、短期間でひょい!!と泳げるようにはならないということです。
高学年になっても泳げない子にとっては、レベルが上がっていく道のりが長すぎて、うちの子の場合は永遠に泳げないような気がしてきました。
泳げるようになるきっかけ
おそらく、泳げるか泳げないかの境目はほんのささいなもので、「思い切れるかどうか」だという気がします。
参考までに、私自身が泳げるようになったのは、水泳の上手な友達のお母さんに友達数名で教えてもらったのがきっかけでした。
友達は続々と泳げるようになり、私が最後の一人なので泳がないといけない、しかも弱気を見せたら先生(友達の母)に怒られる!という状況でした。
「自分が最後の一人」「誰にも頼れない」という状況では、子供はやらざるを得なくなります。子供もそういうときに強くなれるのだと思います。
私の場合は多少スパルタでしたが、やらなければいけない状況にあって、きちんと導いてくれる先生がいればいいのではないでしょうか。
少しでも泳げるという感覚が自分自身でわかったら、あとは距離を伸ばして形をきれいに泳ぐのみですね。
私の地域ではプール学習は小学校だけで、娘が小6のうちに泳げるようになりたいということもあり、個人レッスンを受けることにしました。
スポンサーリンク
個人レッスンはここをチェック
水泳の個人レッスンは次のようなスタイルがあります。
●スイミングクラブやプール主催の個人レッスン
●スポーツ家庭教師のような先生に受ける個人レッスン
どちらを受けるにしても、個人レッスンは先生と長い時間マンツーマンなので「先生と子どもの相性」はとても大切だと思います。
無料体験レッスンの制度があれば、まずは必ず利用して、お子さんと先生の様子をじっくり観察してみてくださいね。
泳がないといけないという「逃れられない状況」が苦行になってしまい、子供が「もう行きたくない」と思ったら元も子もありません。
幸い、うちの子たちはレッスンの間、笑顔になっています。娘は「泳げるのって楽しいねー!」と言っていますし、息子はバタ足ができる自分に少し誇らしげです。(笑)
子供のやる気を引き出してもらっているのだと思います。
レッスン料については、スクールごとに違うので、比較検討してチェックしましょう。
ちなみにうちの子の個人レッスンは、受けていたグループレッスン3か月分の月謝(5,000円×3か月=15,000円)で、6回の個人レッスンを受けられる料金設定でした。
一度に支払う料金は少し大きくなるかもしれませんが、短期間で上達できることが多いので、結果的には高くないと思います。
うちの子にどんな変化があったか
現在、小6の娘、小4の息子ともに、無料レッスン1回、通常の個人レッスン(50分)を8回受けたところです。
グループレッスンを受けていたときと、現在の状況を比較してみますね。
6年生娘の場合
●小5でグループレッスン
伏し浮き(伏せて何もせずに浮いていること)ができる状態からスタート。途中4か月ほど冬のため休む。
↓↓↓
【1年後】
バタ足ができるようになる。
ビート板なしでもできそうだが、下のクラスのため、ビート板は持ったまま。
●小6で個人レッスン
無料レッスンで、クロールの形を覚えた。
↓↓↓
通常の個人レッスン1回目で、ビート板なしでクロール息継ぎありで数m泳げるようになった。
↓↓↓
【現在】
個人レッスン2回目で、クロール&息継ぎありで10mくらい泳げるようになった。
個人レッスン3回目で、クロール&息継ぎありで25m泳げた。
個人レッスン8回目までで、背泳ぎ25mと平泳ぎ10m泳げた。
4年生息子の場合
●小3でグループレッスン
顔を水につけるのも少し抵抗がある状態からスタート。途中4か月ほど冬のため休む。
↓↓↓
【1年後】
ビート板で抵抗なく顔を水につけてバタ足はできるようになったが、検定に1度も受からない。
(息子は思い切りがなく、コーチの指示ができていないのが理由と思われる)
●小4で個人レッスン
無料レッスンでは、グループレッスンと同じく、ビート板でのバタ足のみ。
↓↓↓
通常の個人レッスン1回目で、ビート板なしで2mくらいのバタ足ができた。
↓↓↓
【現在】
個人レッスン2回目で、バタ足が5mくらいできた。クロールの形を教えてもらう。
個人レッスン4回目で、息継ぎなしのクロール5mくらい、背泳ぎ&キックが少しできた。
個人レッスン8回目までで、クロール&息継ぎありで10m泳げた。
個人レッスンは上達が早いのを期待していましたが、これほど目に見えて上達を感じられるとは正直驚いています。そして、さらにうれしい変化がありました!
息子はプールでもスキー学習でも、多少できていても一番下のクラスを選ぶタイプなのですが、今年は3つある中の「真ん中のクラスに入ってみた」と言ったのです。
これは、水泳に少し自信がついて、やる気が出てきたということだと思います。ささいなことかもしれませんが、子供の成長には大きな変化であるような気がします。
まとめ
泳げない子供が泳げるようになる手段の一つに、個人レッスンを受けるということがあると思います。
小学校のプール学習では、集団なので3年生くらいまでは泳げなくても困ることはないです。5.6年生の「泳ぐ」授業でクロールと平泳ぎをしますが、その辺りで泳げない子は焦ることになります。
その頃から水泳教室に通っても、泳げないレベルだとヘルパーをつけてビート板を持って泳ぎます。検定に合格しないと上のレベルの練習ができませんし、少しづつの進度では、永遠に泳げないような気がしてきます。
おそらく、泳げるか泳げないかの境目はほんのささいなもので、「思い切れるかどうか」だという気がします。
やらなければいけない状況にあって、きちんと導いてくれる先生がいればいいのではないでしょうか。
我が家では娘が小6でプール学習が終わる前に泳げるようになりたいいうこともあり、個人レッスンを受けることにしました。
水泳の個人レッスンは次のようなスタイルがあります。
●スイミングクラブやプール主催の個人レッスン
●スポーツ家庭教師のような先生に受ける個人レッスン
どちらを受けるにしても、個人レッスンでは、「先生と子どもの相性」はとても大切だと思います。無料体験があれば必ず利用して、お子さんと先生の様子をじっくり観察してくださいね。
レッスン料については、スクールごとに違うので、比較検討してチェックしてみてくださいね。
一度に支払う料金は少し大きくなるかもしれませんが、短期間で上達できることが多いので、結果的には高くないと思います。
ちなみにうちの子の場合、
小6の娘はビート板でのバタ足
↓↓↓
無料レッスンと個人レッスン2回で、クロール息継ぎありで10m泳げました。
個人レッスン3回で、クロール息継ぎありで25m泳げました。
個人レッスン8回目までで、背泳ぎ25mと平泳ぎ10m泳げました。
小4の息子はビート板でのバタ足
↓↓↓
無料レッスンと個人レッスン2回で、ビート板なしのバタ足が5mできました。
個人レッスン4回目では、クロール息継ぎなし5mが泳げました。
個人レッスン8回目までで、クロール&息継ぎありで10m泳げました。
泳げなかった子供が泳げるようになると自分でも楽しくなってくるようで、笑顔でレッスンを受けています。
息子はプール学習でいつも下のクラスだったのですが、自ら真ん中のクラスを選択。水泳に自信がついて、やる気が出てきたようです。
個人レッスンは短期間で泳げるようになることも多いようです。お子さんに効率よく泳げるようになってほしい方は、検討する価値はあると思います。
この記事がお役に立てれば幸いです。
スポンサーリンク