子どもの習い事人気ランキングで、毎年上位に入っているものといえば、ピアノです。
ピアノは楽譜が読めるようになりますし、たくさんの音楽に触れるので心が豊かになるイメージがありますよね。
我が家では小学生の娘が現在習っていて、私自身も中学1年まで習っていました。
子どもと私の経験から「これがピアノを習うメリットです!」といえることを書いていきたいと思います。
お子様にピアノを習わせようか考えている、また、大人になってピアノを習ってみたい、という方の参考になれば幸いです。
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子どもがピアノを習うメリット
ピアノは人気の習い事で、習うといい効果がありそうですが、具体的にはどんなことなのでしょうか?
子どもがピアノを習うことで「ここがメリット!」と思う点をあげてみます。
●楽譜が読めるようになる
ピアノを習い始めたときから、必ず先生が楽譜の読み方(音符や記号について)教えてくれるので、自然と楽譜が読めるようになる。
だから楽譜を読めると。(夫は楽譜が読めないので、音楽の授業がとても苦痛だったそうだ。)
●気づいたらピアノが弾けるようになる
小さなころにピアノを習うと、難しいことを考えなくても、いつの間にか弾けてしまう。大きくなるほど先に頭で考えるので気構えてしまうが、子供だと感覚で弾くことができる。
だから子供にとっても、ストレスがなくスムーズにピアノを習得できる。
●楽譜がなくても耳で聞いたメロディーを弾くことができる
初めての楽譜を見ても、簡単な物なら頭の中にメロディーが浮かんでくるので、曲のイメージをつかむことができる。
他の音と比べて音の高低や音色を聞き分ける感覚(相対音感)が鍛えられるので、耳で覚えたメロディーを音を探しながら再現できる。(ちなみに1音だけ聞いて聞き分けるのは絶対音感)
●他の楽器を覚えるときに抵抗がない
ピアノの弾き方をすでに知っていることが自信になる。
学習発表会などで楽器を覚えるときに、他の楽器も練習すればできるような気になれる(心理的なハードルが低い)。
●音楽の授業についていける
楽譜の読み方を知っていたり、クラシック音楽の曲や作者を聞いたことがあるので、小学校の音楽の授業で理解できることが多い。
●たくさんの楽曲に触れることができる
ピアノの練習や発表会でたくさんの楽曲に触れることができる。クラシック音楽の曲名や作者も、自然に覚えていく。
聞いたことがある曲を自分や同世代の子供が弾くことで、身近なものに感じることができる。
●リズム感がつく
ピアノの練習の中で、ここで半音休むとか、ここで出だしの両手を合わせるなど、音のタイミングを学ぶ。このことから、リズム感がつく。
●脳の発育にいい
幼少期にピアノを習うことが脳の発育にいいといわれている。特に両手が違う動きをすることで、脳のさまざま部分が発達していくといわれている。
金沢星陵大学 井上好人氏の文献でも、ピアノと脳への影響について述べられている。
幼児期からのピアノレッスンによって身体化された 文化資本のゆくえ
●ドレスなど普段着ないような服を着てステージに立てる
女の子ならドレスアップすることは楽しみの一つで、ステージで表現する喜びにもなる。
●子供の練習しているピアノを聞くのが楽しい(親の立場として)
習い始めたころのたどたどしい音もかわいいし、上手に曲が弾けるようになると聞いているのも楽しい。私の親も私がピアノを練習するのを喜んでいたし、ママ友も同じことを言っていた。
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大人がピアノを習うメリット
最近は大人のためのピアノ教室もありますよね。
「子供のころに習っていたが、途中でやめてしまったのでもう一度習いたい」という人もいれば
「子供のころに習う機会がなかったので、大人になって始めたい」という方もいると思います。
大人になってピアノを習うと、どんなメリットがあるかを考えてみます。
●ピアノを弾くこと自体が喜びになる
大人になって、新しい楽器を弾けるようになるのは、喜びになる。ピアノを弾くという楽しみが増えて、生活にハリがでる。
●自分のペースで練習できる
大人のピアノ教室は「この曲だけ弾けるようになりたい」など、自分のやりたいペースで練習できることが多い。
(子供のころに習う場合は基礎から覚えることになり、自分の意志はあまり反映されない。)
●自分の意志で習うことができる
大人になってピアノを習うときは、自分自身で「やりたい!」と思って申し込む。子供のころと違い、自分で月謝を払ってやる気を持って習うことは、習う姿勢が前向きになる。
●時間がないので集中して練習できる
大人は仕事をしていたり、家事の合間に練習するので、時間がない中で集中して練習できる。要領がよくなっているので、楽譜で繰り返される箇所は練習を省くなど、効率よく練習できる。
●末長い趣味にできる
座ってするピアノはスポーツなどと違い、年を取っても末長くできる趣味になる。指先を動かすので、頭の活性化にもなる。
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ピアノを習うと将来どう役に立つの?
ピアノを子どもの時に習っていると将来どうなるかというと、人それぞれです。そのままピアノが上手になり、音大に行って、音楽で仕事をする方もいるでしょう。
私はといえば、小学校1年生から中学1年まで続けていたものの、どこにでもいるごくごく普通の生徒でした。
練習嫌いで、たいして上達もせずに終わってしまい、正直いうと「ピアノ習っていました」とだけ言えるレベルだったかもしれません。
そんな私でも「ピアノを習っていてよかった!」ということがあるのでご紹介しますね。
●学校の音楽の授業が楽しかった
やはり、学生生活の中で音楽の授業はずっと楽しかったです。音楽の授業では特に困ったことはありませんでした。
●コツコツと続けることを覚えた
ピアノは家で練習をして、それをレッスンで先生に見てもらうもの。練習嫌いではありましたが、毎日練習を続けることで上達したので、継続する大切さを覚えました。
●今もクラシックが好き
弾けるようになった有名曲は「トルコ行進曲」のみ。でもクラシックを聴くのは子供のころから好きで、今も時々聴いています。
●自分の子供に教えてあげられる
自分の子供に簡単なことは教えてあげられます。練習をスタートしたばかりの子供には手本になったと思います。
●娘と連弾ができる
今ピアノを習っている小学生の娘と、毎年発表会で連弾をしています。娘の足を引っ張らないことだけを考えていますが、いい経験をさせてもらっていると思います。
●保育士試験の実技に生かせた
数年前に保育士試験を受験しましたが、実技試験で音楽(ピアノの弾き歌い)を選択しました。子供の時に習っていたことが、役に立ちました。
まとめ
ピアノを習い事にするのは月謝もかかりますし、練習時間やレッスンに通う時間もかかります。
それでも、ピアノを習うのはメリットが多いと思います。
ピアノを子どもの時に習うと、楽譜が読めるようになり、感覚で弾けるので、いつの間にか弾けるようになります。
ある程度上達すれば大人になっても弾けますし、いつか何かの形で役に立つことがあると思います。
大人になってピアノを習い始めるとすれば、ピアノが弾けることが喜びになり、生活にハリが出るのではないでしょうか。
指を動かすことは、頭の活性化にもつながり、末永い趣味になると思います。
このようにピアノを習うことはメリットが多いと思います。
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